(台東中央社)東部・台東県の離島、蘭嶼で「中国台湾省」の文字が落書きされているのが見つかった。同県警察局台東分局は、防犯カメラ映像の確認や周辺住民への聞き込みなどの捜査に乗り出している。
同局の13日の発表によれば、落書きは観光スポットの看板や道路沿いのあずまやなど、これまでに島内4カ所で発見された。いずれも主に中国で用いられる簡体字で、白のスプレー塗料を使って書かれていた。すでに警察が蘭嶼郷公所(役場)と合同で塗りつぶした。
同局は、所有者の許可がない落書きや環境破壊は社会秩序維持法や廃棄物清理法に触れる他、人を脅す文言や事実と異なる内容が書かれた場合には刑法の名誉妨害罪や恐喝危害安全罪に当たる可能性もあるとし、法の順守を呼びかけた。