(台北中央社)台北市が、市内の夜市にある飲食店を対象とした独自の食品安全認証制度を導入している。同市政府衛生局は28日、今年審査を行った6カ所の夜市で認証を取得した飲食店237店のリストを公開した。今回新たに艋舺夜市と公館夜市が加わり、制度の対象となる観光夜市は市内計15カ所になった。
この制度は2018年に始まった。従事者や調理環境の衛生状況、トレーサビリティー(生産流通履歴)、感染症対策などの項目を審査する。指導後の1次審査で合格した店を金賞、2次審査で合格した店を銀賞として認証する。
衛生局は、今年認証を取得した237店のうち、金賞は187店、銀賞は50店だったと説明。各店の見やすい位置に認証マークが掲示されるとし、消費者の参考にしてほしいと呼びかけた。
衛生局の黄建華局長は、認証の取得は衛生面の向上に取り組む店舗や市民の安全な外食環境を守る市政府の決意を示していると強調。衛生的でおいしい夜市文化の形成に共に努力しているとして、各店の協力に感謝を示した。