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商業施設巡る汚職疑惑 台北市議と事業者会長の勾留を請求/台湾

2024/08/29 16:27
台北市内に建設中の複合商業施設を巡る汚職疑惑で勾留を請求された応暁薇市議(左)
台北市内に建設中の複合商業施設を巡る汚職疑惑で勾留を請求された応暁薇市議(左)

(台北中央社)台北市内に建設中の複合商業施設「京華広場」を巡る汚職疑惑で、検察は29日、野党・国民党の応暁薇台北市議と、施設の開発を手掛けるコア・パシフィック・グループ(威京総部集団)の沈慶京主席(会長)の勾留を請求した。

京華広場を巡っては、2021年に容積率が当初の560%から840%に大幅に拡大されており、今年5月、告発を受けて台湾台北地方検察署(地検)が捜査を開始。腐敗防止条例に基づき、当時台北市長を務めていた柯文哲(かぶんてつ)民衆党主席(党首)らを捜査対象とし、捜査を進めている。

台北地検と法務部(法務省)廉政署は27日、香港に渡航しようとしていた応氏の身柄を拘束。28日、威京総部集団や台北市議会、応氏の自宅などを家宅捜索し、応氏や沈氏らに対し任意での取り調べを行った。

京華広場は19年に閉業した京華城の跡地での再開発事業で、オフィスや商業施設が入居する予定。22年に着工した。

(林長順、劉建邦/編集:名切千絵)

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