(台北中央社)茨城県笠間市が、4月に発生した東部沖地震の被災地、花蓮県産の果物100万円超分を購入し、同市内学校の給食などで提供する予定だ。農業部(農業省)の胡忠一(こちゅういち)政務次長が18日、言及した。
胡氏はこの日、台北市の超高層ビル「台北101」で19日まで開催されている花蓮産農産加工品などを販売するイベントの関連記者会見に、蕭美琴(しょうびきん)副総統らと共に出席した。
胡氏は笠間市が東部沖地震の発生翌日に募金活動を開始し、さらに同市のふるさと納税の選択肢として復興支援金を追加したと説明。同市が花蓮県瑞穂郷産のブンタンを購入し、市内学校の給食や、8月24、25両日に南部・高雄市で開催される「2024台日大港フルーツ祭」で提供すると述べた。
同市はこれまでにも台湾産のマンゴーやバナナなどを学校給食で提供している他、2018年からは台北市に交流事務所を設置し、同市の中学生を台湾に派遣するなど交流を深めている。