(台北中央社)台北市立動物園で生まれたジャイアントパンダの雌「円仔」は6日、11歳の誕生日を迎えた。園は同日、円仔のために特製誕生日ケーキを用意。円仔は例年同様、ケーキをひっくり返してみせ、ファンを喜ばせた。
円仔は2013年に雄の「団団」と雌の「円円」の間に生まれた。台湾で誕生した最初のジャイアントパンダとなった。
毎年、円仔の誕生日には果物や野菜などを入れて作った氷のケーキでお祝いをしている同園。今年は同園の開園110周年に合わせ、ミミセンザンコウなど13種の動物を組み合わせた110周年記念ロゴをケーキにデザインした。
この日、観客に歓声で出迎えられた円仔。ケーキを前に、中に入っているリンゴを引き抜いてから遊んだり、かんだりした後、いよいよケーキをひっくり返すと、観客からは「誕生日おめでとう」の声が上がり、盛り上がりは最高潮に達した。
広報担当の曹先紹さんは、円仔は今年はファンにケーキを眺める時間を十分に与えてからケーキを倒し、落ちた後のケーキも粉々にはならなかったと紹介。「ケーキが原型を留めていた時間はおそらく過去最長だろう。お姫様ありがとう」と笑った。