(台北中央社)衛生福利部(保健省)疾病管制署は25日、台湾全土で18日から24日までに報告された新型コロナウイルスの新規感染者数は817人となり、前週(624人)に比べて増えたと発表した。5週連続での増加となった。7月中旬にもピークに突入し、高止まりの状態が続くとの見通しを併せて明らかにした。インフルエンザも流行期に入っているとした。
同期間の新型コロナによる死者は40人で、前週(38人)と比べ、ほぼ横ばいとなっている。
オミクロン株の第6波について、同署は当初、8、9月にピークに達するとの予測を示していた。定例記者会見に出席した同署の曽淑慧報道官は、最新の予測では7月中旬にピークに入る見通しだと説明。高止まりの期間には、新規感染者数は上がったり下がったりしつつ、緩やかに減少していくとみられるとした。その上で、9月に新学期が始まれば、再びピークを迎える可能性もあると指摘した。
インフルエンザについては、直近4週間の救急外来受診者のうち、インフルエンザが疑われる患者の割合は約11、12%を占め、流行期の目安を上回っていると説明。今月初旬には流行期に入っていたとみられるとし、今後の動向については引き続き観察する必要があると述べた。
夏にインフルエンザが流行するのは2017年以来7年ぶりだという。