(花蓮中央社)4月3日に台湾東部海域で起きた地震により被害が出た東部・花蓮県花蓮市は今月10日までに、沖縄の民間団体「沖縄・台湾交流振興会」や宮崎県高千穂町からそれぞれ義援金が寄せられたと明らかにした。魏嘉彦(ぎかげん)花蓮市長は感謝を示している。
沖縄・台湾交流振興会は4月23日に沖縄で行われた友好ゴルフ大会で参加者らから110万円の義援金を集め、平田久雄会長が今月9日に花蓮市公所(役所)に寄付した。
また高千穂町の甲斐宗之町長は7日、フェイスブックを更新し、5月末に同町に隣接する日之影町や五ヶ瀬町から寄せられた分を含む義援金約445万円を花蓮に送金し、目録と町内の学校が贈った千羽鶴などを今月5日、台北駐大阪経済文化弁事処福岡分処の陳銘俊(ちんめいしゅん)処長(総領事に相当)に手渡したと報告した。花蓮市と高千穂町は2019年に姉妹都市盟約を結び、交流を重ねてきた。花蓮市公所によれば、地震発生後も連絡を取り合っていたという。
魏市長は10日、市公所は必要としているところに使うと説明。国内外の友人からの関心と支援に感謝するとし、各界からの支援の下、花蓮市民は早急に正常な生活を取り戻し、花蓮も美しいふるさとを再建できるだろうと語った。