(台南中央社)訪日中の黄偉哲(こういてつ)台南市長は2日、福岡市内でプロ野球・福岡ソフトバンクホークスの王貞治会長と対面した。王氏は台南市の栄誉市民でもある。黄市長は台日の野球交流を推進した王氏の貢献に感謝を伝えた。王氏からは、台南市の人々に向けた直筆のサイン色紙が贈られた。
台南市の報道資料によれば、黄市長は王氏に、台南にある台湾最古の城、安平古堡(ゼーランディア城)の建設400周年を記念した行事「台南400」の記念野球ボールや、日本の桜と台南市の市章をあしらったランをプレゼントした。
黄市長は王氏との対面時、台南には10回の台湾一の経験を有する統一ライオンズが本拠地を構えることを紹介し、台南で優秀な選手をより多く育成する上で王氏の球団運営の経験を借り、台南の野球振興につなげたい考えを示した。
王氏から贈られたサイン色紙には「台南市の皆さん 気力」のメッセージが書かれた。市によれば、色紙は今後、市政府庁舎6階の廊下に展示し、市民に見てもらえるようにするという。
また、黄市長は同日、福岡市内の王貞治ベースボールミュージアムにも足を運んだ。