(台南中央社)南部・台南市の黄偉哲(こういてつ)市長は1日、熊本県嘉島町のショッピングセンター、イオンモール熊本を訪問した。同店で開催中の台湾フェアに参加し、台南の農産物や水産品、観光などをPRした。
台湾フェアは同店で1日から2日にかけて開催されている。同市の報道資料によれば黄氏はこの日、自ら舞台に立ち、台南市産のパイナップルやマンゴー、花、野菜、水産品などをPR。同市には便利で速い公共交通機関や文化資産があるだけでなく、文化の古都や農業の町、美食の都などの名声を得ているとした上で、近年はテクノロジーの都市にもなっていると述べた。今年2月に熊本県内に開所した半導体受託製造世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の熊本工場に触れ、台南と熊本のさらなる交流に期待を寄せた。
また黄氏は同日、イオン九州(福岡市)の中川伊正代表取締役社長と友好交流に関する覚書(MOU)を締結した。MOUでは飲食文化や農業・漁業の産品、食品の普及を継続的に行うことが確認された。締結には木村敬熊本県知事や鍋田平嘉島町長が同席し、見届けた。