(ロサンゼルス中央社)米大リーグ・エンゼルスの本拠地、エンゼル・スタジアム・オブ・アナハイム(カリフォルニア州)で現地時間29日、「台湾デー」が開催された。同州に住む台湾系住民らが主催した。兪大㵢(ゆだいらい)駐米代表(大使に相当)が始球式に登板した他、台湾プロ・台鋼ホークスのチアリーダー「ウィングスターズ」が現地に住む台湾系の少女らと共にパフォーマンスを披露した。
エンゼルスの試合で台湾デーが行われるのは昨年に続き2回目。過去に台湾プロでのプレー経験があり、現在は米国でコーチを務める戴于程さんが発起人となった。今回は同州オレンジ郡に住む台湾出身者らが実行委員会を組織。この日は千人を超える台湾系住民が集まり、「Taiwan」と書かれたユニホームを身にまとってヤンキース戦を観戦した。
取材に応じた兪氏は、今年は米国が台湾との在り方を定めた台湾関係法制定45周年の年であり、これは台米関係の盤石さを象徴していると述べた。その上で、海外にいる台湾出身者らが台湾デーの活動を行うことはソフトパワーを示すもので、台米関係をさらに深めるものだと語った。
ウィングスターズと共に踊った少女の一人は、この日のために1カ月近く練習したと明かし、台湾を代表できるのはとても誇らしいとしつつ、緊張や興奮も覚えたと話した。