(宜蘭中央社)11日午前2時過ぎ、中部・台中市台中船籍の漁船「源豊満36号」が沖縄県与那国島周辺の海域でエンジンが故障し、航行できない状態に陥った。座礁によるものとみられる。海洋委員会海巡署(海上保安庁に相当)からの要請を受けた日本の海上保安庁がヘリコプターを派遣し、乗組員7人を救助した。けが人はいなかった。
同船は5日、台湾籍2人、フィリピン籍2人、インドネシア籍3人の乗組員計7人を乗せて北東部・宜蘭県の蘇澳港を出港。航行不能になった後、周辺の漁船を通じて台湾側に救援を要請したという。
救助された乗組員は那覇空港に移送された。現在、日本側が事故の経緯を調べている。乗組員は調査が終わり次第、海上ルートで台湾に戻る予定で、海巡署はすでに接続水域に船舶を派遣し、待機させている。