(台北中央社)小林製薬の「紅こうじ」を原料とする製品を摂取した人に健康被害が相次いでいる問題。衛生福利部(保健省)食品薬物管理署によると、体調不良など「予期せぬ反応」があったとして通報を寄せた人数は24日までに58人に上った。同署は19日に開いた会議で54人の情報を精査したものの、因果関係は確認できなかった。
58人のうち6人は、同社のサプリメントを日本から購入して摂取。残る52人は台湾製の製品を摂取した。
同署が通報の対象とする「予期せぬ反応」は、サプリメントなどを摂取した後に体調不良が現れた場合の他、製品がうたう効果が得られなかった場合も含まれる。58人のうち55人は腎臓機能低下や疲労感などの何らかの体調不良を訴えた。