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台湾東部地震/落石で橋が崩落 日本統治時代の古い橋で通行再開 台湾東部地震

2024/04/07 18:52
山肌側にある日本統治時代の1930(昭和5)年に造られた古い橋を利用して通行再開できた蘇花公路の下清水橋周辺=市民提供
山肌側にある日本統治時代の1930(昭和5)年に造られた古い橋を利用して通行再開できた蘇花公路の下清水橋周辺=市民提供

(花蓮中央社)東部海域で3日に起きた地震。震源に近い東部・花蓮県と北東部・宜蘭県を結ぶ幹線道路、蘇花公路では、落石で橋が崩落し通行できない状態になったものの、崩落を免れた古い橋を補強し、6日午後から通行が可能となった。古い橋は日本統治時代の1930(昭和5)年に造られたもの。

崩落したのは蘇花公路では今回の地震で最も被害が大きかった箇所にある下清水橋で、双方向で通行できない状態になっていた。関係者はどう復旧させるか悩んでいたところ、山肌側に古い橋が残っていることに気付いたという。

道路を管理する交通部(交通省)公路局の関係者によると、今回崩落した橋は71年に完成した。古い橋はそれ以降50年以上にわたって放置されていたという。地震発生後、専門家の調べで古い橋の土台の構造や耐荷力にいずれも問題がないことを確認。補強工事を行い、小型車の通行が可能となった。

下清水橋周辺の区間は現在、小型車に限り、1日3回の定められた時間帯のみ通行できる。

(張祈花/編集:田中宏樹)

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影片來源:中央社南部地方組
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