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台中アリーナが起工式 隈研吾氏「世界から注目される」 2030年完成予定/台湾

2024/03/12 15:40
台中アリーナの起工式でくわいれを行う盧秀燕台中市長(前列右から4人目)、隈研吾氏(同3人目)
台中アリーナの起工式でくわいれを行う盧秀燕台中市長(前列右から4人目)、隈研吾氏(同3人目)

(台中中央社)中部・台中市で11日、台中アリーナ(台中巨蛋)の起工式が行われ、設計を担当した建築家の隈研吾氏らが出席した。隈氏は環境や自然の時代に合わせたデザインを採用したとあいさつし、完成したら「間違いなく世界中から注目される」だろうと期待を寄せた。2030年の完成を予定している。

同市は人口約285万人で台湾中部最大の都市だが、現在、大型で専門性のある屋内公演会場がない。式典であいさつした同市の盧秀燕(ろしゅうえん)市長は、現在建設が進んでいる図書館と美術館からなる総合施設や国際会議・展示場と併せて、台中に欠けていた大規模な施設が全てそろい、今後100年間の発展に対応できるようになると述べた。

また、建設地の近くにある台中インターコンチネンタル野球場と併せての運用も可能だと説明。台中の文化や経済、観光の発展をさらに拡大、促進できると強調した。

隈氏は同施設について、世界のアリーナの中で最もユニークで、最も自然を感じられる建物になるだろうと話した。

式典では隈氏から盧氏に手稿の設計図が贈られた他、両氏と関係者らがくわいれを行った。

同市建設局によれば、1万5500人収容のメインアリーナは音響に考慮した設計で、残響時間は2秒以内に抑えられる。音楽イベントの他、球技などのスポーツ大会での利用も想定されている。この他、3千~5千人収容のサブアリーナも備えられる。

(郝雪卿/編集:田中宏樹)

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