(台北中央社)農業部(農業省)農糧署が主催するおにぎりのコンテスト「第2回台湾おにぎり争覇戦」が行われ、8日に結果が発表された。グランプリに輝いたチームの作品は商品化され、来年にもコンビニなどで販売される見込みだ。
同コンテストは国産米の消費拡大を図るために開催。生産履歴付きジャポニカ米の白米を主原料としたおにぎりのおいしさを競う。国産の特色ある農産品を具材にする「ファッショナブル魅力おにぎりの部」と肉や肉加工品由来の成分を含む食材や調味料を使わない「持続可能なベジタリアンおにぎりの部」の2部門が設けられ、全国から97チームが出場し、157種類が出品された。
地区予選を経て行われた全国大会では、台北市の小小樹食大安店が出品し、野菜スープで炊いた高雄147号米に玉ネギのみそ焼きをのせた「年輪おにぎり」がベジタリアンおにぎりの部、中部・彰化県を中心に店舗を展開する幸福稲飯丸が出品し、モチモチした食感が特徴の台南16号米で鶏肉やチーズなどを包んだ「醤香起司鶏おにぎり」が魅力おにぎりの部でそれぞれグランプリに輝いた。
年輪おにぎりは冷凍食品化され、海外販売も予定される。胡氏は、国産の米と食材で作られたおいしいおにぎりが働く人や消費者に栄養バランスの取れた食事を提供できることを期待すると語った。