(台北中央社)外交部(外務省)は21日、日本に滞在している台湾人が、大麻に似た成分が含まれるとみられるグミを食べて吐き気や体の震え、意識障害などの体調不良を訴え、日本にある台湾の出先機関に支援を求めたと発表した。旅行者らに対して注意を呼びかけている。
台湾の対日窓口機関、台湾日本関係協会の范振国(はんしんこく)秘書長はこの日の定例会見で、出先機関からの報告があったとした他、関連の救助要請を受けたとし、当事者と家族の連絡に協力し、必要な支援をしたと語った。
訪日旅行をする台湾人が多いとした上で、自身の健康を害さないためにも大麻由来の成分に似た合成化合物「HHCH」(ヘキサヒドロカンナビヘキソール)が入ったグミや食品を買ったり食べたりしないよう求めた。
また日本の厚生労働省は「HHCH」を指定薬物に指定し、12月2日に所持や使用を禁止する方針だとして、注意を促した。