(屏東中央社)南部・屏東県の魅力を紹介するエッセー「旅する台湾・屏東」を執筆した作家の一青妙さんと大洞敦史さんが16日、県政府庁舎を訪れ、周春米(しゅうしゅんまい)県長と面会した。県は報道資料で、書籍を通じてより多くの日本人に屏東の多様な文化と豊富な食文化を伝え、屏東の魅力を多角的に感じてもらえればと期待を寄せた。
同書は一青さんと大洞さん、料理家の山脇りこさんの共著。県によれば、県は日本や国際社会に屏東の歴史や文化、グルメなどへの理解を深めてもらおうと、ジャーナリストの野嶋剛さんの協力の下で3人に県内各地を訪れてもらった。
周県長は、日本人の国際的な視点によって感動的な屏東の物語を書いてもらえたとし、出版を楽しみにする気持ちを示した。
一青妙さんは、1年余り前、屏東の美しさや多様な文化をどのようにして日本の人々に紹介すればいいか考えていたまさにその時に県からの支援を得られたと話し、県に感謝した。また今後、屏東観光大使として日本で講演会を行うと明かし、多くの日本人が同書を手に屏東を訪れ、美しい風景を感じてくれればと語った。