(台北中央社)日本のウルトラランナー、関家良一さんが台北市の東呉大学で14日、台湾を走って一周する旅のスタートを切った。17日間かけて約1115キロを走る予定。同大の潘維大学長によれば、関家さんは世界平和を呼びかけようと、ランニングでの台湾一周を選んだという。
関家さんはフルマラソン(42.195キロ)を超える距離を走るウルトラマラソンのランナー。2012年にも台湾の東日本大震災復興支援に感謝を表すために台湾を走って一周した経験がある。
05年から12年にかけて同大主催の東呉国際ウルトラマラソン(24時間走)を7連覇した関家さん。この縁から同大学をスタート、ゴール地点とした。キャンパス内では同大の学生や教員約30名が伴走し、関家さんを見送った。
同大の報道資料によれば、関家さんはこれまで台湾の人々からよくしてもらったことから、前回の台湾一周の後、もう一度チャレンジすることを誓っていたという。関家さんはまた、世界の一部地域で戦争が起きていることに触れ、自由に走れるのがとても幸せなことであることを深く感じていると自身の思いを示した。