(台北中央社)衛生福利部(保健省)食品薬物管理署は23日、日本から輸出されたブルーベリーとブドウが残留農薬の規定違反により水際検査で不合格になったと発表した。全て積み戻しまたは廃棄処分される。台湾では日本産果物が水際検査で不合格になるケースが相次いでいる。
不合格になったのは、ブルーベリー9キロとブドウ45キロ。ブルーベリーからはフルベンジアミドが、ブドウからはシクラニリプロールが検出された。同署によれば、いずれも台湾では当該作物への使用は認められていない。
日本産ブルーベリーが不合格になるのは半年で2度目。抜き取り検査の割合を20~50%に引き上げ、検査を強化している。
この日発表された不合格品は計11件。日本産果物2件の他、日本から輸出されたホタルイカや長ネギ、中国から輸出されたタレやマッシュルームパウダー、ベトナムから輸出された白菜や加工済みマンゴーなどもリストに含まれている。