(台北中央社)衛生福利部(保健省)疾病管制署は16日、新型コロナウイルスのオミクロン株流行の第4波に突入したとの見解を示した。過去7日間の1日当たりの平均感染者数が前7日よりやや増えているという。
同署によれば、16日までの7日間で中等症以上および合併症の1日当たりの平均感染者数は154人だった。その前の7日間は116人だった。13日までの7日間の1日当たりの平均死者数は15人で、前7日と同水準だった。
同署は、高齢者など合併症のリスクが高い人に対し、ワクチンの接種や早期の薬の服用を呼びかけた。子どもの重症化についても注意を喚起した。
台湾では今年3月20日から感染の届け出が中等症以上のみとされ、軽症者の隔離が不要となった。今月1日には新型コロナの法令上の分類が移行され、対策を担っていた中央感染症指揮センターが解散した。