(高雄中央社)訪日している南部・高雄市の陳其邁(ちんきまい)市長は9日、同市政府観光局のマスコットキャラクター「高雄熊」(ガオションション)と共に熊本県熊本市のくまモンスクエアを訪問し、12日に迫ったくまモンの誕生日を前倒しで祝福した。
高雄市は熊本県、熊本市と3者間で友好交流協定を結んでいる。この日、陳市長が高雄熊とくまモンが仲良く描かれたバースデーカードやたくさんの高雄熊グッズをプレゼントとして携えてやって来ると、本来は出演予定のなかったくまモンもサプライズ登場。歓声や笑い声が沸き起こった。
高雄市政府観光局の高閔琳局長は報道資料を通じ、くまモンスクエアが日本の人気観光地の一つになり、関連グッズの累計売上が1兆円を超えていることに言及。高雄は熊本の経験をくみ取り、「高雄熊」の育成を通じて、IP(知的財産)ビジネスを創出していくと意欲を示した。
また今後は高雄熊とくまモンのコラボレーションイベントやグッズなどに関して熊本県と話し合うとし、互いに手を携えて台日友好や国際観光を推進していくとした。
陳氏は、熊本はくまモンであふれているとし、飛行機を降りてすぐ、世界的キャラクターであるくまモンの魅力とマーケティングの工夫が感じられたとコメントした。
帰国後には、高雄熊を部長職にするか評価と面接を行い、関連商品を販売するコーナーの設置にも動く方針。高雄熊を高雄の観光イメージキャラクターとし、産官連携でのシティーセールスに励み、国際観光、経済の発展に向けて努力する考えを示した。