(台北中央社)卵の価格を決める中華民国養鶏協会卵価委員会は5日、鶏卵の卸売価格を6日から引き上げると発表した。1斤(600グラム)当たり52台湾元(約230円)から過去最高値の55元(約244円)に値上がりする。先月中旬に続き、1カ月以内で2度目の値上げとなった。
同委員会の陳進丁(ちんしんちょう)執行長(CEO)は値上げの理由について、出荷数の減少の影響で卵不足が継続しているためだと説明した。産地価格も9日から1斤当たり3元(約13円)値上げし、45.5元(約202円)とする。
行政院(内閣)農業委員会の陳吉仲(ちんきちちゅう)主任委員(閣僚)は6日、卵不足に対応するため、今月末までにオーストラリアから卵500万個を輸入する他、他の国の卵も台湾に順次到着する見通しだと明らかにした。オーストラリア以外のどの国から輸入するかについては、卵が台湾に向けて輸出され次第、報告するとした。立法院(国会)に出席する前に報道陣に述べた。