(台北中央社)中央感染症指揮センターは4日の記者会見で、台湾で新型コロナウイルスの国内感染者を新たに4人確認したと発表した。3日夜に感染が公表された桃園国際空港の駐車場清掃員も含まれる。指揮センターの陳時中(ちんじちゅう)指揮官は、清掃員の40代女性は変異株「オミクロン株」に感染したとの暫定的な判定を明らかにした。
40代女性を除く3人の感染者はいずれも50代で、男性が1人、女性が2人。全員、40代女性の接触者で、ワクチンは2回接種済みだった。3人のうち2人は職場の同僚。通勤時に同じ移動車に乗っていた。もう1人は入国者を乗せる防疫タクシーの運転手。
陳氏は3人の清掃員と防疫タクシー運転手の関連性について、感染した清掃員が担当していたエリアのトイレは防疫タクシーの運転手が使用していたと説明した一方で、トイレの使用によって感染したかどうかは現時点では確認できないと語った。
このほか、海外に行動歴がある輸入症例は30人確認された。このうち22人は米国から入国した。
台湾内の感染者は計1万7129人になった。死者は850人。