<高雄ビル火災>46人死亡 単一建物としては過去2番目の惨事/台湾

2021/10/15 14:17
焼け焦げた雑居ビル「城中城」=10月14日撮影
焼け焦げた雑居ビル「城中城」=10月14日撮影

(高雄中央社)高雄市塩埕区で14日未明に起き、46人が死亡、41人が負傷した雑居ビル火災。単一の建物で起きた火事としては過去30年間で2番目に死者が多い惨事となった。

▽低所得者や高齢者が犠牲に

内政部(内務省)や高雄市政府工務局が発表した情報によると、ビルは地下2階、地上12階建てで、1981年に完成。1階部分は中古電器店が入居し、7~11階は本来はオフィスとして計画されたが、住宅として利用されていた。2~6階と12階は長年にわたり使われていなかった。

火は1階から燃え広がった。古い建物で室内には多くの物が積まれていたため、救助作業は困難を極めた。住人には低所得者や高齢者が多く、避難も難しかったとみられる。亡くなった人の平均年齢は62歳だった。

台湾で過去30年間に単一の建物で起きた火災で最も多くの死者を出したのは、1995年2月に台中市内のレストランで発生した火災。漏れたガスに引火し64人が死亡した。

▽人為的原因の可能性も

出火原因については現在も調査が続けられている。市警察局は監視カメラの映像を確認するほか、目撃者から話を聞くなどして調べを進めている。陳其邁(ちんきまい)市長は14日、「人為的原因の可能性は排除できない」と語った。

(洪学広、蔡孟妤/編集:齊藤啓介)

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