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台湾、来年度予算案を閣議決定 防衛予算は過去最高額、GDP比3%以上

2026/08/20 18:52
行政院院会後の記者会見に出席した卓栄泰行政院長(中央)=2026年8月20日、中央社記者徐肇昌撮影
行政院院会後の記者会見に出席した卓栄泰行政院長(中央)=2026年8月20日、中央社記者徐肇昌撮影

(台北中央社)行政院院会(閣議)は20日、2027年度中央政府予算案を決定した。防衛予算は、特別予算などを含めると国内総生産(GDP)比3%以上に相当する1兆1225億台湾元(約5兆6千億円)となり、初めて1兆元を超えた。

行政院(内閣)主計総処の報道資料によると、歳入は今年度予算比37.2%増の3兆9266億元(約19兆6千億円)。歳出は歳入と同額で、同29.4%増となった。

同処は、収支は均衡するものの、国債の元本返済に充てる債務償還費1790億元(約9千億円)の財源を調達する必要があると説明。これは国債発行で賄いつつも、償還額と借入額を同額とすることで、実質的な起債ゼロの目標を維持するとした。

また、国防部(国防省)主管の歳出は6919億元(約3兆5千億円)で、これに特別予算や基金、退役軍人の退職給付金、海巡署(海上保安庁に相当)の支出などを含めると、全体では1兆1225億元に上るとした。GDP比は今年度の予測値を基準にすると3.93%、来年度の予測値では3.01%となると説明した。

他に、現金一律給付の予算として2357億元(約1兆2千億円)が計上された。1人につき1万元(約5万円)が支給される予定。

予算案は今月末までに立法院(国会)に送られる。卓栄泰(たくえいたい)行政院長(首相)は院会後の記者会見で、今年度予算の審議が約1年に及んだことを念頭に、立法院に対し、専門性、合理性、比例原則を堅持し、法の定める日程に従って速やかに予算を審議するよう呼びかけた。

(高華謙、頼于榛/編集:田中宏樹)

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