(台南中央社)南部・台南市の黄偉哲(こういてつ)市長は12日午後、山形県山形市の佐藤孝弘市長らと面会した。文化や観光、教育、スポーツ、産業などの分野でより多様な交流が行われ、友好関係が世代を超えて続くことに期待を寄せた。
両市は2017年に友好交流促進に関する協定書を締結し、活発な交流を続けている。この日は佐藤市長をはじめ、山形市の市役所や市議会、商工会議所、山形県日華親善協会などの関係者ら36人が台南市を訪問した。
黄市長は、山形市が長年にわたり積極的な交流を続けていることに感謝を表明。今年9月には山形市で行われた「日本一の芋煮会フェスティバル」に参加し、情熱的なもてなしを受けた他、台風4号による台南の被災地支援のための救援金を受け取ったことに触れ、真摯な友情が示されたと語った。
また両市の友好関係を記念し、新市区に新設する道路の名称を「山形路」にすると発表。さらに長年にわたり両市の交流推進に尽力した長谷川幸司前市議会議長に、「台南市栄誉市民証書」を授与した。
黄市長は同日昼、台南市内の百貨店で来月1日まで開催されている青森県弘前市の物産展を視察。訪台した桜田宏市長らと交流を図った。

