(東京中央社)台北駐日経済文化代表処の李逸洋(りいつよう)代表(大使に相当)は7日、台日友好交流に貢献したとして、前駐南アフリカ兼エスワティニ兼レソト大使の牛尾滋氏に対し、「紫色大綬景星勲章」を授与した。
景星勲章は、国家や社会に優れた貢献をした外国人らに対し政府から贈られる。1等から9等までの等級があり、紫色大綬は3等に当たる。
李代表は、牛尾氏がかつて安倍晋三元首相の秘書を務めていたことに触れ、安倍氏の台湾に対する深い思いと友好的な立場を引き継いでいる台湾の古い友人であり、親友だと強調。外交官時代にはさまざまな場で日本や世界の友人らに台日友好の重要性を訴えていたとし、台湾政府を代表して勲章を授与し、心からの感謝を表すると語った。
牛尾氏は、安倍氏と同様に台日関係を「一体だと思っています」とし、今後も「台湾政府に協力していきたい」と意欲を示した。