(嘉義中央社)民進党嘉義県党部(支部)は7日、総統府の総統事務所に顧問職として任用されていた呉尚雨氏について、スパイ行為を働いたとして党籍剥奪を決めたと発表した。中国の情報機関に取り込まれ、頼清徳(らいせいとく)総統の身辺に潜伏して情報を中国に流していたという。
県党部は同日、評議委員会を開き、呉氏の行為は深刻な国家安全保障上の問題を引き起こしたとして全会一致で呉氏の除名処分を決定した。
呉氏を巡っては、週刊誌が3日、元民進党職員2人と共にスパイ行為の疑いで2月中旬に台湾台北地方検察署(地検)から取り調べを受け、勾留されていると報じていた。