英議会下院は28日、国連における中国代表権を巡る第26回国連総会2758号決議、通称「アルバニア決議」について、台湾に言及しておらず、台湾の政治的地位を処理していないとする動議を全会一致で可決した。これは、アルバニア決議が台湾の地位問題をすでに解決しているとする中国の歪曲を否定した形となる。討論の締めくくりに政府を代表してあいさつしたキャサリン・ウェスト英国外務開発省閣外大臣(アジア太平洋担当)は、アルバニア決議を拡大解釈するいかなる企てにも反対する英政府の姿勢を強調し、拡大解釈は「歴史を書き換える」ことにつながると指摘した。