(台北中央社)外交部(外務省)は27日、同日投開票の自民党総裁選で新総裁に選ばれた石破茂元幹事長に「心からの祝意」を表明した。駐日代表処(大使館に相当)に対し、政府を代表して即座に祝電を送るよう指示したと明らかにした。
外交部は報道資料で、自民党は長年、台湾と緊密に交流し、双方の友情は厚く、理念の近い友人だと紹介。同党国会議員は頻繁に訪問団を結成して訪台しているとし、石破氏が先月、超党派の国会議員団を率いて訪台し、安全保障問題について台湾の各界と意見交換したことを例に挙げた。
また、自民党政権下の日本政府は近年、国際社会の重要な場で台湾海峡の平和と安定の重要性に繰り返し言及するとともに、世界保健機関(WHO)など国際機関への台湾の参加を支持しているとし、これらに対して「心から感謝の意を表明する」とした。
外交部は、自民党が今後、石破氏のリーダーシップの下で台湾との協力関係を引き続き深化させ、台日の全方位における実質的関係を共に推進し、インド太平洋地域の平和、安定、繁栄を共に守っていくことを心から期待するとの立場を示した。
(編集:名切千絵)