(屏東中央社)空軍防空・ミサイル指揮部は20日早朝、南部・屏東県の九鵬基地と東部の海空域で防空作戦の全般的な状況を想定した実弾射撃訓練を実施した。地対空ミサイル「パトリオット」(PAC2)を2発、「天弓3型」を1発の計3発発射し、いずれも30キロほど離れた標的機に命中した。
空軍の担当者によれば、今回の任務には通信が途絶えても作戦の継続を可能にする「分散型統制」方式を採用した。
国防部(国防省)によれば、顧立雄(こりつゆう)国防部長(国防相)が訓練の様子を視察した。訓練は報道陣にも公開された。同基地で同様の射撃訓練が報道陣に公開されるのは十数年ぶり。