(台北中央社)頼清徳(らいせいとく)総統は8日、総統就任後に立ち上げた「国家気候変動対策委員会」の第1回会議を総統府で開いた。エネルギー政策について、原子力発電に「反対」か「支持」かといった単純な「はいかいいえ」の問題では決してないと述べ、国家気候変動ガバナンスにおける一つ一つの決定は必ずや多元的な「選択問題」であり、ひいては複雑な「複数選択問題」になるとの考えを示した。
脱原発政策を掲げる台湾。卓栄泰(たくえいたい)行政院長(首相)が先日、日本メディアの単独取材で原発の将来的な活用に関連する発言をしたのを受け、原発に関する議論が再燃している。