(宜蘭中央社)来月13日に投開票される総統選の与党・民進党公認候補、頼清徳(らいせいとく)副総統が21日、3泊4日の日程で台湾を一周する選挙活動を本格始動させた。最初の地となった北東部・宜蘭県では台湾高速鉄道(高鉄、新幹線)の延伸や陽明交通大学付属病院蘭陽院区の新病棟建設などの計画実現をアピールし、支持を呼びかけた。
頼氏は、宜蘭を西部の県市とは違った発展の道に導くと主張。バランスの取れた台湾の国家建設プロジェクトを打ち立て、健康面のサポートを充実させ、県外との往来をしやすくし、快適に暮らせるようにすると語った。
建設する新病棟については計画通り2027年3月に完成させて病床や手術室を増やし、将来は公立の医学センターの設立に向けて準備と努力をすると意欲。高鉄の延伸の他、県外とを結ぶ道路整備にも力を注ぐとした。
またさらに多くの宜蘭の若者が地元にとどまるようにするとし、高齢者や支援が必要な人たちも政府のサポートを受けられるようにすると語った。
頼氏は会場に集まった約千人の支持者らと共に「選」の人文字をつくって記念撮影に興じるなどした。