気温が上昇してヘビの活動が活発になっている。東部・台東県では今年1月1日から6月6日まで、ヘビにかまれる被害が5件起きているとし、県政府が注意を呼びかけている。
県政府農業処の許家豪処長は6日、中央社の取材に、毎年5月から10月まで、台東地方は暑くなり、湿度も高くなるため、ヘビ類の活動が活発になると語った。台東ではコブラやタイワンハブ、タイクサリヘビ、ヒャッポダ、タイワンアオハブ、アマガサヘビなどの毒ヘビが見られるとしている。
同処の統計によると、昨年5~10月に寄せられたヘビに関する通報は565件で、年間の7割に達するという。ピークは8月。
台東県消防局の林建誠秘書は、台東郊外では夜には特に注意が必要とし、屋内で涼しい場所にヘビがいないか確かめるように求めた。またかまれた場合は冷静にヘビの種類を確認するよう呼びかけた。
台東県衛生局は、県内16の市郷鎮で血清を用意しているとし、かまれたら直ちに医療機関を受診するよう求めた。