(台北中央社)北部・基隆と沖縄県石垣島を結ぶフェリーが、今年9月中旬にも就航する見込みであることが2日までに分かった。乗客約545人の他、車両やコンテナの搭載が可能で、週3便の運航が予定されている。交通部(交通省)航港局は、日本と台湾の業者が共同で運航する計画だとしつつも、現時点では運航に関する登録申請は受け取っていないとしている。
貨物の搭載量は、乗用車が約70台、40フィートコンテナ約90個。航港局は、台湾と日本の観光交流促進に寄与するとして、フェリーの運航を楽しみにしているとした。
一部からは手軽なフェリーの就航で国内旅行需要の減少を心配する声が上がるが、交通部観光署(観光庁)は、基隆―石垣島間のフェリー運賃は航空運賃より安く、多くの旅行客を引き付けられるとしながらも、影響は限定的との見方を示す。その上で、さまざまな旅行商品が国民に多様な選択肢を与えることを歓迎するとした。