(ニューヨーク中央社)第78回国連総会の一般討論演説4日目の22日、中華民国(台湾)と外交関係を有するセントルシアとツバルの首相が台湾を擁護する発言をしたのに対し、同じく国交樹立国のハイチは台湾への言及はなかった。
セントルシアのリップ・ピエール首相は、台湾の人々が自治を脅かされることなく、引き続き自決権、民主主義、自由を享受し、国際舞台で活躍してもらえるようにするよう呼びかけた。
ツバルのカウセア・ナタノ首相は、国連に対し台湾の人々を含む世界中の全ての人の参加を確保するよう訴えた。
ハイチのアリエル・アンリ首相は、不安定な国内情勢に多くの時間を割き、台湾については触れなかった。昨年の一般討論演説でも台湾への言及はなかった。
台湾と国交のある国は13カ国。今回の一般討論演説では、これまでにグアテマラやパラグアイ、パラオなど8カ国が台湾を支持する発言をした。台湾に触れなかったのはハイチのみ。5日目の23日にはセントビンセント・グレナディーン、セントクリストファー・ネビス、ベリーズの3カ国の代表が登壇する。