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総統選/国民党の総統選候補・侯友宜氏が米訪問 台湾海峡の安定や経済分野を主な議題に

2023/09/17 13:24:02
訪問先の米ニューヨークで取材に応じた侯友宜氏(右から2人目)
訪問先の米ニューヨークで取材に応じた侯友宜氏(右から2人目)

(ニューヨーク中央社)来年1月の総統選挙に最大野党・国民党の公認候補として出馬予定の侯友宜(こうゆうぎ)新北市長は現地時間16日、訪問先の米ニューヨークで取材に応じ、今回の訪米は台湾海峡の平和と安定に対する関心の呼びかけと、米国が主導する経済圏構想「インド太平洋経済枠組み」(IPEF)を通じた台湾への協力要請の2つを主な目的としていると語った。

侯氏は15日に米国に到着。同日、ニューヨークでシンクタンク関係者と面会した際、中国大陸の意図に対して非現実的な期待を持たず、台湾の安全における米国の支援に対しても当たり前だとは見なさないとの立場を示していた。

侯氏は取材陣に対し、台湾は自衛能力を絶えず向上させ、軍備も強化する必要があると指摘。さらに重要なのは、友好的な同盟国と協力することだと訴えた。その上で、今回の訪米には主に2つの議題があるとし、一つ目は米政府や議会に台湾海峡の平和と安定への関心や台湾の自衛能力の増強を呼びかけること、もう一つはIPEFによる台湾への支援に加え、自由貿易協定の締結交渉において台湾とその他の国家との協力を促進することだと説明した。

また、15日夜には台湾出身の友人の取り計らいの下、ニューヨーク市のエリック・アダムス市長と対面した。侯氏によれば、共に警察官出身という共通点もあることから、対面時には互いの選挙戦についてエールを送り合ったという。

(劉冠廷/編集:名切千絵)

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