(台北中央社)国防部(国防省)は30日、中国による台湾侵攻を想定した定例演習「漢光39号」の図上演習の成果を公表した。台米合同でAAR(事後検討)チームを組織して提言を行い、台米共同での概観後、防衛軍は「統合作戦任務行動要項」で設定された訓練目標を達成することができ、自衛能力を有することが示されたと明らかにした。
図上演習は15日から19日まで24時間態勢で行われた。中国の台湾侵攻行動モデルを基に想定を立て、米軍が用いているコンピューターベースのシステム「JTLS」(統合戦域レベルシミュレーション)を運用して防衛軍の各種の防衛作戦の演習を実施した。
記者会見に出席した国防部作戦・計画参謀次長室統合作戦計画処の林文皇処長は、演習の主軸は作戦の意思決定や計画の過程にあるとし、勝敗や攻撃・防衛双方の被害などは重点ではないと説明した。