台湾の国防副大臣「中国の台頭に警戒感高めよ」 世界の民主主義国家に呼び掛け

2022/10/04 16:36:24
米台国防工業会議に出席する国防部の王信龍副部長(副大臣)
米台国防工業会議に出席する国防部の王信龍副部長(副大臣)

(リッチモンド中央社)国防部(国防省)の王信龍(おうしんりゅう)副部長(副大臣)は3日、米バージニア州で開催中の「第21回米台国防工業会議」で談話を発表し、世界の民主主義国家に対し、「中国の台頭への警戒感を高め、中国共産党に対する戦略的包囲を協力して進める必要がある」と訴えた。

王氏は、ロシアによるウクライナ侵攻に言及した上で、ロシア・ウクライナ戦争後には地域の安全保障を脅かすロシアの能力が大きく低下する一方で、中国の勢力が拡張し、インド太平洋または世界の安全を悪化させるのは間違いないと指摘。台湾がいかにして防衛力を整備するべきかに関し、(1)同盟国との情報共有の強化(2)戦時備蓄体制の構築(3)通信、ネットワーク、海底ケーブルなど重要インフラ設備の防護強化―の3点を挙げた。

王氏は情報共有について、米国との間で即時、正確な早期警戒情報の共有を強化することや情報・監視・偵察(ISR)の重要情報を共有する仕組みの構築、ハイレベル対話の常態化などに期待を寄せた。

また、台湾は民主主義国家と戦略的な意思疎通を行うプラットフォームや予備役の動員、交流の仕組みを構築し、同盟国が実施する海空訓練への参加の機会を勝ち取るべきだと提言した。

王氏は3日、取材に対し、同会議の非公開会談では現在の武器調達状況や直面している障害、目下のリスクなど台湾の現状をありのままに伝えたと説明。米国側からは全力で台湾を支援する意思が示されたと明らかにした。

同会議は2日に始まり、4日に閉会する。

(徐薇婷/編集:名切千絵)

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