(台北中央社)外交部(外務省)は3日、中国による軍事的な威嚇行動に関する報道資料を出し、中国の挑発的行為は「国際秩序への挑戦であり、台湾海峡と地域の平和と安定を破壊している」と非難した。
ペロシ米下院議長が2日夜から台湾を訪問している。中国軍は4日から台湾を東西南北に取り囲むように6カ所で軍事演習を実施するとしており、実弾も使用するという。
同部は、中国による実弾を使った射撃の実施は、国際的な貿易の往来や国際法に基づく秩序に大きな影響を及ぼすと指摘した。
また、「中華民国台湾は主権独立国家である」との立場を改めて表明し、国家の主権と領土を堅守すると強調。自衛力を高めるとともに、米国など理念の近い国々と協力し、ルールに基づいた国際秩序を守っていくとした。