(台北中央社)日本政府が22日公表した2022年版防衛白書で、岸信夫防衛相が台湾を巡って「(中国は)統一に武力行使も辞さない」と言及したほか、台湾に関する記述が倍増されたことについて、外交部(外務省)は同日、日本政府が台湾海峡の安全情勢を重視し、密接に注視していることの表れだとコメントした。
外交部の欧江安(おうこうあん)報道官は中央社の取材に対し、防衛白書で「台湾はわが国にとって、自由、民主主義、基本的人権、法の支配といった基本的価値を共有する極めて重要なパートナーであり、大切な友人」や「わが国の安全保障にとってはもとより、国際社会の安定にとっても重要」との記述があったことに触れ、外交部として肯定的な見方を示した。