(台北、ワシントン中央社)台湾と米国が経済連携を強化するため始動させた新たな協議の初会合が現地時間27日、米ワシントンで開かれた。行政院(内閣)は会合後の報道資料で「台米の目標は一致しており、価値観も一致していることが双方で確認された」とし、近い将来、次の段階へ進むことを双方とも願っていると説明した。
台湾からは通商交渉を担当する鄧振中(とうしんちゅう)行政院政務委員(無任所大臣)がオンラインで参加した他、駐米国台北経済文化代表処の蕭美琴(しょうびきん)代表(大使に相当)が米通商代表部(USTR)に赴いた。米側はUSTRのビアンキ次席代表らが出席した。
会合は4時間余り行われた。USTRは報道資料で、ビアンキ氏と鄧氏は「米台間の経済や貿易における関係深化のための具体的な方法を発展させるため、双方の共通の利益について確認し合った」とした。