(台北中央社)蘇貞昌(そていしょう)行政院長(首相)は12日、台湾では新型コロナウイルスの感染者の死亡率が日本や韓国に比べて低いとし、台湾の感染対策に効果は見られるとの見解を示した。羅秉成(らへいせい)行政院(内閣)報道官が閣議後の記者会見で述べた。
羅氏によれば、蘇院長は閣議で、感染対策の方針転換を図ったことに言及。リストアップする接触者の対象を狭めたことや、接触者の在宅隔離期間の短縮などに踏み切ったことで、感染者が増加するのは必然だとしつつ、感染は「ロケット花火のような速さでは広がっていない」と説明した。
また、今年に入ってから感染者の99.8%が軽症か無症状であることに触れ、死亡率も他国より低いことから、台湾の感染対策には非常に効果があると言えるとの考えを示した。