高齢化や少子化、生活空間の変化などを背景に、台湾では近年、先祖などの供養を代わりにやってくれる代行サービスがお目見えした。
「全代祀」と呼ばれ、位牌の集中管理や供養を通じて、心を込めて親の葬式や先祖の祭祀を行う昔からの習わしを継続させようとしている。
全代祀に携わる南部・高雄市の業者、呉友宏さんは、現在、若者の多くが狭い部屋で暮らしているため、スペースの制限で仏間や祭壇を設けられないことや、設置されたとしても一戸建ての場合、最上階にあり、高齢者がお線香をあげる際、毎日、階段を上り下りしなければならず、転んだりするリスクがあると説明した。
離婚または未婚女性、子どもがいない男性、親より先に他界した人などの位牌を安置するには、従来の祭祀システムではなかなか難しい現状にも言及。同サービスはこれらの課題を解決できる他、供え物や儀式上もより完備され環境にもやさしいとアピールした。