(台北中央社)衛生福利部(保健省)食品薬物管理署は30日、日本から輸入された生のイチゴ3ロットが水際検査で不合格になったと発表した。いずれも残留農薬の規定に違反した。
イチゴ3ロットからは、シフルメトフェン2.9ppm、インドキサカルブ0.07ppm、ニテンピラム0.03ppmがそれぞれ検出された。いずれも殺虫剤で、台湾での基準値はシフルメトフェンが2.0ppm、インドキサカルブが0.01ppm。ニテンピラムは検出されてはならないと定められている。
同署は毎年11月から翌年5月まで、日本のイチゴに対する検査の抜き取り比率を100%に引き上げている。また同署の統計によると、今月22日までの半年間に検査を行った日本のイチゴ158ロットのうち、3.8%に当たる6ロットが不合格となった。いずれも残留農薬の規定違反だった。
同日に発表された不合格品は合計18ロット。日本からの輸入品では、イチゴの他に生のミカンとメロンが残留農薬の、乾燥ワカメが重金属の規定違反となった。
中国のトウガラシ粉や食器、フィリピンの冷凍アサヒガニ、ベトナムのインスタント麺などの不合格も発表された。不合格品は全量が積み戻しまたは廃棄処分される。