台湾野球記者協会主催の軟式野球大会「第8回新聞杯」は27日、台北市の観山球場で始まった。この日は元楽天の林恩宇(44)や元ダイエーの養父鉄(52)が出場し大会を盛り上げた。
2人とも台湾プロ野球・中信ブラザーズの職員でつくるチームの一員として登場。楽天を退団後、中信でプレーした林は「台湾原住民族野球発展協会」との開幕戦で先発投手を務めたほか、同じく中信OBの劉義伝(63)から安打を放った。
対する養父は2試合に登板し最速124キロを計測した。もう2年以上は投げていないとして自身の球速に満足げだった。
鎌倉市出身の養父は亜細亜大学を卒業後、日産自動車を経て2001年中信の前身球団に入団。27歳でのプロデビューとなったが、台湾シリーズMVPに選ばれるなどチームの大黒柱として活躍した。翌02年にはダイエー(現ソフトバンク)入りするも1軍登板なしで終わり07年に現役引退した。
今年の新聞杯には、台湾プロ野球6球団や中華民国野球協会、スポーツチャンネルの「DAZN」などから計12チームが参加。大会は28日まで。(文中敬称略)


