中部・苗栗県の鍾東錦(しょうとうきん)県長は14日、三義郷に住む、夫婦そろって今年で満100歳の鍾新龍さん、鍾林玉英さん夫妻を表敬訪問した。100歳超えの夫妻は県内では唯一。鍾県長は、すでに亡くなった自身の母親の名前も「鍾林玉英」だったと明かし、偶然の一致にとても親しみを覚えると話した。
娘の鍾昀庭さんによれば、鍾林玉英さんは昨年11月に転倒し、肋骨を骨折したものの、どんなに痛くても自分で身の回りのことをこなしてリハビリに励み、半年足らずで健康を取り戻したという。自分でできることは自分でするという客家人の不屈で勤勉な性格こそが長寿の秘訣だと鍾昀庭さんは話した。
夫妻には鍾県長から、祝い金1万台湾元(約5万円)と祝品が贈られた。