北部・新北市汐止区で11日、年に1度のカーニバル「ドリームパレード」(夢想嘉年華)が開催された。華やかな衣装を着たサンバダンサーの他、高さ6メートルに及ぶ大型フロート車も登場し、人々の注目を集めた。
汐止区公所(役所)と地元の地域団体、ドリームコミュニティ(夢想社区)が共同で主催した。22回目を迎えた今年は「変、CHANGE」(チェンジ)をテーマに、国内外から40組の芸術団体が参加した。
同市の侯友宜(こうゆうぎ)市長はオープニングセレモニーで、今年は芸術的な装いと文化的パフォーマンスを軸とし、視覚的にも聴覚的にも共生社会と性的平等の理念を伝えているとあいさつ。参加団体のスタイルやパフォーマンスのいずれも性の多様性に対する尊重と創造性を示しており、「これこそ社会の進歩を支える最も美しい力だ」と述べた。
市の報道資料によれば、大型フロート車に乗っている人形オブジェの両手には天秤の片方をそれぞれ持っており、ジェンダー平等とジェンダーバランスを示しているという。