中部・台中市大甲区にある廟「鎮瀾宮」の年に一度の大イベント「大甲媽祖巡行」は4月4日の深夜10時45分に始まることになった。同廟が12日、神意を伺い、媽祖の同意を得た。
大甲媽祖巡行は航海の女神「媽祖」の生誕である旧暦3月23日(今年は4月20日)前後に開催され、媽祖を乗せたみこしが9日かけて彰化、雲林、嘉義、台中の4県市を回る。全長約340キロに及び、毎年、多くの信者を引きつける。
開催の日時については、鎮瀾宮の顔清標董事長(会長)が廟の役員たちを率いて旧暦1月15日の元宵節(今年は2月12日)当日に、二つの赤い三日月型の道具を投げて媽祖の神意を問う「ポエ」で確認するのが慣例。
同廟が公表した関連の映像によれば、顔氏がポエを2回目に投げた際、媽祖の同意を示す「シンポエ」(聖筊)が出た。「シンポエ」は落ちたポエの状態が、表と裏の組み合わせを指す。