台湾で玉山(標高3952メートル)に次ぐ高さを誇る雪山(3886メートル)に、一面の銀世界が広がっている。登山愛好家の楊睿安さんが、4日間にわたる縦走の末たどり着き、写真に収めた。
楊さんは中部・苗栗県の登山口から入り、途中、山荘などで休憩しながら尾根を進んだ。大霸尖山などを経由して4日目の午前9時過ぎに雪山にたどり着いたという。
一帯は雪霸国家公園に指定されている。同公園管理処の許嘉祥副処長は、公園内の高山地帯は一般の観光エリアとは異なり、雪やあられ、道の凍結に加えて強い風も吹くと説明。雪山登山は大衆的なレジャー活動ではないとして注意を呼びかけた。